古典文学研究◎近世文学

馬琴

小説研究

葛綿正一[著]

A5判上製・472頁・12000円
ISBN978-4-87737-405-1 C3093 (16・12)

長編読本『椿説弓張月』、『朝夷巡嶋記』、『近世説美少年録』、『開巻驚奇侠客伝』、『南総里見八犬伝』を論じる。
都賀庭鐘、上田秋成、曲亭馬琴の読本を出典論から解放し、小説として読む試み。

 

第一部
神話と小説
馬琴の五大読本を中心に

Ⅰ 椿説弓張月を読む─言葉の張力
Ⅱ 朝夷巡嶋記を読む─背の巡歴
Ⅲ 近世説美少年録を読む─火・卵・石
Ⅳ 開巻驚奇侠客伝を読む ─髑髏と飛行
Ⅴ 南総里見八犬伝を読む ─怨霊・仮装・王権

 

第二部
庭鐘、秋成、馬琴
近世小説史の試み

Ⅰ 上田秋成論─攻撃と待機
Ⅱ 都賀庭鐘論─気象・地形・亡命
Ⅲ 三七全伝南柯夢・占夢南柯後記・青砥藤綱摸綾案を読む ─盲目・接木・裁判
Ⅳ 旬殿実実記・松浦佐用媛石魂録・糸桜春蝶奇縁を読む─心猿・片目・双子
Ⅴ 馬琴の中編読本を読む─背の署名
Ⅵ 傾城水滸伝を読む─馬琴の小説手法

.

近世小説を読む

西鶴と秋成

佐々木昭夫[著]

A5判・495頁・9400円
ISBN978-4-87737-363-4 (14・2)

冷徹な文体で、いかに作品を読み解くかに焦点を据えた論文集/文字遣いから語の選択、文の続けようから編の構成に至るまで、印象の因って来たるところを、テキストの細部に分け入って分析する

第一部 比較文学の視点から読む/第一章 秋成とポー/ 第二章 西鶴の描いた恋愛/フランス十七世紀文学と対比して/第三章 井原西鶴の表現手法/第四章 論評 堀大司「秋成とメリメ」

第二部 西鶴を読む/第一章 『好色五人女』解/第一節 巻一「姿姫路清十郎物語」論/第二節 巻二「情を入し樽屋物かたり」論/第三節 巻三「中段に見る暦屋物語」論/第二章 西鶴の描いたヒロインたち―『好色五人女』の世界から/第三章 『本朝二十不孝』解/第一節 巻四の一「善悪二つ車」論/第二節 巻四の二「枕に残す筆の先」論/第四章 『武道伝来記』論/第一節 巻一の構成/第二節 巻二の構成/第三節 巻三の構成/第四節 巻四の構成/第五章 『日本永代蔵』の二話―没落談に見る西鶴の人間表現の特性

第三部 秋成を読む/第一章 『雨月物語』「白峯」論/第二章 『雨月物語』「夢応の鯉魚」論/第三章 『雨月物語』「菊花の約」解/第四章 書評 佐藤春夫『上田秋成』

.
京伝と馬琴

京伝と馬琴

大高洋司[著]

A5判・367頁・9400円
ISBN978-4-87737-291-0 (10・5)

序章 〈稗史もの〉読本様式の解明
Ⅰ 〈稗史もの〉読本様式の形成
 1 『忠臣水滸伝』まで
 2 初期江戸読本とその背景
  ⅰ 初期江戸読本と寛政の改革─『奇伝新話』その他─
  ⅱ 怪談情話論─『壷菫』と『怪談奇縁』─
 3 『忠臣水滸伝』の成立・補遺
 4 〈稗史もの〉読本の文体と『安積沼』
 5 『優曇華物語』と『月氷奇縁』
 6 享和三、四年の馬琴読本
  ⅰ 〈読本的枠組〉と『月氷奇縁』
  ⅱ 『小説比翼文』の〈枠組〉
 7 『優曇華物語』─典型の創始─
Ⅱ 京伝と馬琴
 1 十九世紀的作者の誕生
 2 『優曇華物語』と『曙草紙』の間
 3 『四天王剿盗異録』と『善知安方忠義伝』
 4 『昔話稲妻表紙』と『新累解脱物語』
 5 京伝、馬琴と〈勧善懲悪〉
 6 文化三、四年の京伝、馬琴と『桜姫全伝曙草紙』
 7 馬琴流〈勧善懲悪〉の言表と「誤読」の問題
.
江戸の俳諧説話

江戸の俳諧説話

伊藤龍平

A5判・392頁・8800円
ISBN978-4-87737-246-0(07・6)

この国の歴史上、初めて支配層以外の人々が文化を担ったとされる時代に、永らく神々との架け橋であった言霊の燈が消えようとする刹那に、歌徳説話はどのような変貌を遂げていたのか。[序章]言霊の幸はふ国に近世[第一章]和歌説話の末裔[第二章]俳人の逸話と話型[第三章]〈其角〉雨乞説話考 [第四章]近世文芸と俳諧説話 [第五章]俳諧説話の成立 一[終章]言霊の行末
.
江戸文学の冒険

江戸文学の冒険

大輪靖宏[編]

四六判・224頁・2800円
ISBN978-4-87737-247-7(07・4)

江戸文学は極めてユニークで画期的な〈冒険〉を行った。江戸時代の文芸の新しさー芭蕉・西鶴・近松を例に…大輪靖宏/西鶴の越境力…染谷智幸/〈取合せ〉の可能性…峯尾文世/元禄上方地下の歌学…神作研一/能を見る俳人…纓片真王/恋愛の演技……井上泰至/素描・滝の本連水…森澤多美子/講談本を「読む」…藤澤毅/異相の文明開化…塩崎俊彦
.
西鶴小説論

西鶴小説論

対照的構造と〈東アジア〉への視界

染谷智幸[著]

A5判・588頁・9800円
ISBN4-87737-207-5(05・4)

新しい視点から、西鶴とその小説を論じる、気鋭の論集。
[一部]総論[二部]西鶴と東アジア、そして十七世紀[三部]西鶴のロマンスとユートピア[四部]西鶴の空間、変転するコントラスト
.
秋成考

秋成考

飯倉洋一[著]

A5判・395頁・8000円
ISBN4-87737-205-9(05・2)

秋成の言説世界から「自然」「憤り」などの文学思想を剔出、〈和文〉と〈物語〉の表現理論を解明して、『春雨物語』論の新たな可能性を拓く20篇の論考。[一]ことばと歴史-秋成の言説世界-[二]和文と物語-秋成の表現方法-[三]『春雨物語』論の可能性
.
読本研究新集

読本研究新集

第五集

A5判・228頁・6800円
ISBN4-87737-199-0(04・10)

第一部/特集〈読本と演劇〉『曲亭伝奇花釵児』と演劇 河合眞澄/馬琴読本の演劇化 大屋多詠子/馬琴読本における「もどり」典拠考 菱岡憲司/『浮牡丹全伝』の七五調 野口 隆/『浪華侠夫伝』における演劇と実録 藤沢 毅/第二部 特集〈読本と私〉/浅野三平/宇田敏彦/江本裕/大輪靖宏/木村八重子/櫻井武次郎/高田衛/谷脇理史/西田耕三/長谷川強第三部/『英草紙』の初刷本をめぐって 田中則雄/捏造される物語 近藤瑞木/『刈萱後傳玉笥』と中国典拠 崔 香蘭/天保期の馬琴と『平山冷燕』『両交婚伝』 神田正行/山東京山『教草女房形気』序説 津田眞弓/『水滸後画伝』攷 高木 元/大連読本往来 横山邦治
.
読本研究新集

読本研究新集

第四集

A5判・276頁・6800円
ISBN4-87737-173-3(03・6)

『雨月物語』と『一二草』 槙山雅之/「白峯」と「祈祷はなでこむ天狗の羽帚」の表現 宍戸道子/写本『古実今物語』・『当世操車』考 鈴木圭一/馬琴読本の源流たる『高尾船字文』の趣向について 崔香蘭/絵入根本『俳優浜真砂』の曲亭馬琴序文 河合眞澄/『新編金瓶梅』発端部分の構想と中国小説 神田正行/日本における才子佳人小説の受容について 閻小妹/上総屋利兵衛の読本出板 木越俊介/下総国葛飾郡鬼越村松澤五兵衛の文化五~一〇年「書籍有物帳」 池田真由美/『書籍有物帳』の意義について 佐藤悟/『浪華侠夫伝』序論 藤沢毅/『松浦佐用媛石魂録』における忠義と情愛 湯浅佳子/物語世界の終熄 石川秀巳/寂寞道人肩柳の出自 服部仁
.
近世冷泉派歌壇の研究

近世冷泉派歌壇の研究

久保田啓一

A5判・396頁・8800円
ISBN4-87737-166-4(03・2)

歌壇史研究と表現論との高度な融合をめざし、近世中期において最も盛んな活動を行なった冷泉派歌壇を対象として、冷泉家歴代の事績、一門の代表としての江戸冷泉門の活動の実態、冷泉派の歌論・歌学や表現意識の内実、地方歌壇との関係といった観点から総合的分析を加えた。序 近世和歌研究の問題点/一 近世期冷泉家の歴代とその活動/二 江戸冷泉門の群像/三 表現の模索と歌論・歌学/四 地方歌壇への視点/終 今後の課題
.
秋成と宣長

秋成と宣長

小椋嶺一[著]

A5判・542頁
ISBN4-87737-152-4(02・10)

.
俳諧とその周辺

俳諧とその周辺

森川昭[著]

四六判・289頁
ISBN4-87737-154-0(02・6)

.
読本研究新集

読本研究新集

第三集

A5判・219頁・6800円
ISBN4-87737-138-9(01・10)

都賀庭鐘演義の主題 稲田篤信/『雨月物語』典拠追考 井上泰至/「白峯」と志度 佐々木亨/「血かたびら」私解 小澤笑理子/『奇伝新話』と『奇伝余話』 近藤瑞木/速水春暁斎作「実録種」絵本読本小考 菊池庸介/貸本屋伊勢屋忠右衛門の出板活動 二又淳/名主改の創始 佐藤悟/文学史用語「読本」の拠所 山本秀樹/大連読本往来(三) 横山邦治
.
読本研究新集

読本研究新集

第二集

A5判・248頁・6800円
ISBN4-87737-106-0(00・6)

絵本太閤記と太閤真願 浜田啓介/江戸読本の文体と 『安積沼』 大高洋司/『善知安方忠義伝』論攷 本多珠里/馬琴の考証と『塩尻』 神田正行/『侠客伝』に於ける馬琴の趣向 崔香蘭/曲亭馬琴伝記小攷 播本眞一/高井蘭山伝考 福田安典/『読本仕立敵討闇夜烏』をめぐっ て 佐藤至子/印刷所の出版活動 磯部敦/大連読本往来(二) 横山邦治
.
芭蕉歳時記

芭蕉歳時記

乾裕幸

四六判・272頁・2000円
ISBN4-87737-096-X(00・3)

.
近世国学論攷

近世国学論攷

浅野三平

A5判・483頁・15000円
ISBN4-87737-093-5(99・11)

.
風羅念仏にさすらう

風羅念仏にさすらう

口語俳句の祖 惟然坊評伝

沢木美子

四六判・426頁・3200円
ISBN4-87737-060-9(99・3)

.
読本研究新集

読本研究新集

第一集

読本研究の会[編]

A5判・256頁・6800円
ISBN4-87737-050-3(98・11)

悪漢と英雄 田中則雄/『寒温奇談十二草』の善知鳥 槙山雅之/地本論 佐藤 悟/訳者似顔絵と大坂本屋仲間 山本 卓/後期戯作の会話文 佐藤至子/『絵本加々見山列女功』論 藤沢 毅/『墨田川梅柳新書』の校合本 鈴木重三/『夢想兵衛胡蝶物語』の「強飲国」 神田正行/姑摩姫の仇討 得丸智子/『珍説恋の早稲田』と『椰の二葉』 鈴木圭一/読本『復讐野路の玉川』について 服部 仁/『八犬伝』と『水滸伝』/李 樹果/大連読本往来/横山邦治
.
西鶴 はなしの想像力

西鶴 はなしの想像力

有働裕[著]

四六判・228頁・2800円
ISBN4-87737-049-8(98・10)

西鶴作品を読む今日的な可能性を探る。
序章 西鶴と「はなし」の時代/第1章『諸艶大鑑』と遊女評判記/第2章 色道の「かぎり」と/「勤の身の悲しさ」/第3章 間夫に狂う女たち/第4章 拡散する「はなし」/第5章『西鶴諸国ばなし』論の課題/第6章 因果譚の解体/第7章 「はなす」ことへの凝視/終章 断絶するはなしが換気するもの
.
芭蕉の生と死

芭蕉の生と死

発句で読む

赤羽学

四六判・224頁・2600円
ISBN4-87737-014-5(97・5)

.
近世仏教説話の研究

近世仏教説話の研究

唱導と文芸

堤邦彦[著]

A5判・446頁・11650円
ISBN4-906424-95-3(96・7)

近世仏教説話の視覚/勧化本既説/文芸と交絡/長篇勧化本の世界/妬毒と発心の説話類型/修羅・再生のモチーフと近世唱導/禅僧と奇談文芸/怪異譚の淵源
.
万象亭森島中良の文事

万象亭森島中良の文事

石上敏[著]

A5判・846頁・31068円
ISBN4-906424-68-6(96・7)

平賀源内の門人であり、当代一流の文化人、万象亭森島中良の文学と生涯。
[目次]森島中良の生涯/戯作者としての軌跡/諸作品の位相/年譜と文献目録
.
近世の文人たち

近世の文人たち

牛山之雄

A5判・290頁・6602円
ISBN4-906424-83-X(95・10)

.
雨月物語の探求

雨月物語の探求

元田與市[著]

A5判・248頁
ISBN4-906434-07-4(93・4)

.