昭和前期女性文学論
4200円
A5判上製・521頁
ISBN978-4-87737-401-3
C0093(16・11)

昭和前期女性文学論

新・フェミニズム批評の会

私たちは忘れない! 
書くことが女にとって解放とともに 呪縛となった「あの時代」を
関東大震災からアジア・太平洋戦争へ。激動の時代に、 女性作家はどのように生き、何を表現したのか。
3・11以降の、戦後七〇余年を経た危機的な「今」、あらたな視点で問い直す。 忌まわしい過去を再来させないために
本書の構成を、「Ⅰ 関東大震災以後のモダニズム」、「Ⅱ プロレタリア文学――労働・闘争・抵抗」、「Ⅲ 帝国の〈外地〉と〈内地〉」、「Ⅳ 戦争とジェンダー」、「Ⅴ 女性文学の成熟と展開」の5章としたのは、かつてない激動の時代の中で複雑かつ多様な女性たちの表現や活動を捉えようとしたためである。
───「はしがき」より

林芙美子❖岡本かの子❖宇野千代❖尾崎翠❖ささきふさ❖中本たか子❖平林たい子佐多稲子❖八木秋子❖宮本百合子❖小山いと子❖牛島春子❖川上喜久子
森三千代❖田村俊子❖大田洋子❖阿部静枝❖野上弥生子❖真杉静枝❖岡田禎子
中河幹子❖辻村もと子❖原阿佐緒❖大谷藤子❖吉屋信子❖網野菊❖矢田津世子

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