日本の絵本の歴史  
三宅興子〈子どもの本〉の研究3
3800円
A5判上製・2720頁
ISBN978-4-87737-443-3(19・10)

日本の絵本の歴史

三宅興子〈子どもの本〉の研究3

三宅 興子[著]

海外の絵本との比較を試み、日本における絵本の歴史を考える

Ⅰ─── 比較絵本史

解題
比較児童出版美術史・事始め 
「絵本」の「翻訳」史・試論 
「金の斧、銀の斧」の神さま── 英・仏と日本の比較

Ⅱ─── 日本の絵本史から

解題
日本の子どもの本前史から──その特徴としての絵と文の共生関係
絵雑誌の研究について
「ぐりこえほん」にみる絵本意識
「絵本原画展」のはじまり── 至光社・武市八十雄さんから
「イギリスではじめての日本絵本原画展」より――日本の絵本画家の紹介
中川李枝子・山脇百合子論── 『ぐりとぐら』を中心に
こぐま社・佐藤英和さんの歩み── 私的情景を絵本史のなかへ

Ⅲ─── 幼稚園文庫などでの絵本の受容

解題
絵本の読者とその受容について考えること── 幼稚園文庫の報告から
「かわいい」絵本論 
絵本を選ぶツールとしての「絵本ブックリスト」
大学生と絵本

.