
定家のもたらしたもの
日本女子大学日本文学科[編]
A5判上製・256頁・3000円+税
ISBN978-4-87737-401-3(18・3)
2つのテーマからアプローチする
継承と変容
文字と仮名遣い
定家の築いた「古典」とは
執筆者
渡部泰明❖東京大学教授
村尾 誠一❖東京外語大学教授
味方 健❖シテ方観世流能楽師
ポール・アトキンス❖ワシントン大学教授
坂本清恵❖日本女子大学教授
遠藤邦基❖奈良女子大学名誉教授
別府節子❖出光美術館学芸員(シンポジウム時)、実践女子大学研究推進機構研究員
小堀宗実❖遠州茶道宗家十三世家元
伊井春樹❖阪急文化財団逸翁美術館館長・大阪大学名誉教授
浅田 徹❖お茶の水女子大学教授
杉本まゆ子❖宮内庁書陵部研究官
高野晴代❖日本女子大学教授
石井倫子❖日本女子大学教授

古代文学の時空
河添房江[著]
A5判・359頁・6800円
ISBN978-4-87737-356-6 (13・10)
古代文学の時空間がどのように生成されているのか、古代文学が後代の時空間にどのように屹立しているのか
源氏絵に描かれた唐物─院政期から近代まで─ 河添房江/価値化される「古」─『萬葉集』一〇二七番歌左注の問題─ 村本春香/大伴家持の訓注表現 ─『万葉集』巻第十九・四一六八の「毎年」と「としのは」をめぐって─ 奥田和広/殿前の梅、窓辺の梅 賴 國文
平安京の歌と「こころ」 谷戸美穂子/旅の歌の系譜としての『土佐日記』の和歌 今井俊哉/表出する序者─『新撰和歌集』序をめぐって─ 坂倉貴子/光源氏における「孝」と密通 趙 秀全/玉鬘十帖の『伊勢物語』引用群─若草と二条后、または光源氏の現在─ 吉野 誠/呼称が描く夕霧の恋─「男」・「男君」・「女」・「女君」呼称をもとに─ 麻生裕貴/垣下親王のいる風景 新山春道/物語史の中の斎宮、あるいは逆流するアマテラスの物語─上代の斎宮から『我が身にたどる姫君』まで─ 本橋裕美/東北大学附属図書館蔵旧制第二高等学校旧蔵『河海抄』をめぐって 松本 大/与謝野源氏と谷崎源氏に表れた『源氏物語』の罪意識の受容 古屋明子


武家の文物と 源氏物語絵
尾張徳川家伝来品を起点として
高橋亨・久富木原玲・中根千絵[編]
B5判・496頁・6500円
ISBN978-4-87737-322-1 (12・3)