谷崎潤一郎
作品からテクストへ
ある作家を特別な存在として個別に扱うのではなく、さまざまなテクストを結びつけるテクスト連関から相対化してとらえる試み。
谷崎潤一郎と木下杢太郎/一幕物の流行した年/谷崎潤一郎と戯曲/女が女を愛するとき/一九二〇年代における哺乳をめぐる一考察/『乱菊物語』の裏表/「細雪」と写真/田辺聖子の戦争と文学/変容するテクスト/変容する書き手 ─『回転木馬のデッド・ヒート』をめぐって─/「琴のそら音」解説/「無名作家の日記」解説/「猿の眼」解説/谷崎潤一郎全作品事典から/安田靫彦をめぐって/「森鴎外と美術」展─近代日本における油彩画の変遷─ /露伴の翻案・翻訳