薫りの源氏物語
【座談会】薫りの誘惑/薫りの文化
高島靖弘+三田村雅子+河添房江
源氏物語の〈栞〉「梅枝」の薫香 尾崎左永子
芳香の成立 森 朝男
平安京貴族文化とにおい─芳香と悪臭の権力構造─ 京樂真帆子
『源氏物語』における闇と「におい」 安田政彦
「嗅覚」と「言葉」 金秀姫
紫上の薫物と伝承 田中圭子
「身体が匂う」ということ─薫の体香の再考へ向けて 吉村晶子
〈見えるかをり〉/〈匂うかをり〉─薫の〈かをり〉が表象するもの─ 助川幸逸郎
「飽かざりし匂ひ」は薫なのか匂宮なのか─もうひとつの別の解釈─ 吉村研一
〈香りの源氏物語〉のための文献ガイド 吉村晶子