第8号
特集◎『夢十夜』
二つの夜─クリンガーと漱石 高桑法子
パトス的身体の露出 笠原伸夫
開かれたテクスト 大浦康介
夢の幾何学 高山宏
篝火と蹄 小林康夫
物語のファンタジー構造 中村三春
ながく、はてしない待機 有田英也
停滞と循環 芳川泰久
闇からのメッセージ 清水孝純
豚パナマ・帝国の修辞学 山本真司
▼『夢十夜』論ベスト30 生方智子
▼インタビュー/夢ではない夢のはなし 阿刀田高
「第一夜」の構造と主題 須田千里
言説はいかに理解されるか 西田谷洋
「集合意識」と「明治の精神」藤尾健剛
▼漱石俳句異見(二) 林望
▼倫敦消息 恒松郁生
▼書評 須田千里・西田谷洋・藤尾健剛