第2号
特集◎身体と感覚
◎身体と出会う/古橋信孝/身体と感覚の共有/土方洋一/〈ゆかり〉としての身体─光源氏の幻想のかたち/藤本宗利/源氏物語の「食ふ」─横笛巻を中心に
◎身体の反照/松井健児/柏木の受苦と身体─深まりゆく身、身の深みへ/立石和弘/鏡のなかの光源氏─光源氏の自己像と鏡像としての夕霧
◎感覚の越境/高橋文二/「思い出」の中の官能性─「手習」巻と「幻」の表現をめぐって/橋本ゆかり◎抗う浮舟物語─抱かれ、臥すしぐさと身体から/三田村雅子/濡れる身体の宇治─水の感覚・水の風景
▼インタビュー
源氏能の身体と感覚 松岡心平
▼文献ガイド助川幸逸郎・松岡智之
▼海外における源氏研究 ジョシュア・モストウ/『源氏物語』の「絵」
▼源氏物語の栞
塚本邦雄/本田和子/山口仲美
▼「源氏物語」と私 秋山虔
▼インターセクション 小山利彦/伊藤鉄也
