第10号
特集◎『それから』
◎言説のクリティック
特権化される「神経」 一柳廣孝
『それから』の感覚描写 藤井淑禎
『それから』に記述された画家と、表現上の視覚的イメージ操作について 田中日佐夫
◎横断するテクスト
代助と新聞小森陽一
オートポイエシスする文学 仲正昌樹
『それから』再読 佐藤泰正
◎性の境界
姦通文学としての『それから』 千種・キムラ・スティーブン
妾の存在意義小谷野敦
▼『それから』論ベスト30 生方智子
▼インタビュー/『それから』を撮る 筒井ともみ
『倫敦塔』をめぐる記憶・知覚・時間 鈴木敦子
『三四郎』をめぐる女たち 藤原尚昭
『三四郎』遡行 杉田智美
▼書評 中島国彦・飯田祐子