漱石『明暗』の漢詩
第一部 総論
第一章 『明暗』 執筆日と漢詩創作日との関係
第二章 『明暗』と漢詩の「自然」
第一章 『明暗』における「自然物」と「西洋洗濯屋」の風景
第二部 『明暗』の日常世界描写における漢詩の役割
〈津田の留守宅にて〉
第一章 お延と小林の対座場面の最後
第二章 津田とお秀の対話
第三章 津田・お秀・お延の会話場面
第四章 小林の津田に対する強請り
第五章 お延とお秀の戦争
第六章 吉川夫人と津田との対話
第七章 お延の津田に対する「愛の戦争」
第八章 小林の造型と七言律詩
第九章 構想メモとしての五言絶句
第三部 『明暗』の非日常世界創作と漢詩
第一章 津田の「夢」
第二章 清子の形象
補章 『明暗』第二部の舞台
1『明暗』構想の原型
2 『明暗』の温泉宿、天野屋旅館の大正四年末頃の建物配置について