源氏物語の表現と儀礼

『源氏物語』の作中人物は、どのように考え、話し、行動しているのか。
人生儀礼、出産、衣装、食はどのように描かれているのか。
『源氏物語』の表現を丹念に追いつつ、他の平安時代の作品とも比較して考察する。

Ⅰ───『源氏物語』の表現 
第一章 『源氏物語』の心中表現
「御心の中」「心の中」表現を中心に
第二章 『源氏物語』の会話文(一)
会話文の文末表現を中心に
第三章 『源氏物語』の会話文(二)
敬意の高い敬語の使用から
第四章 男性たちの歌に含まれる男性語
頭中将と紅梅親子の歌を中心に
第五章 葵の上の出産場面と出産描写史
第六章 『源氏物語』における母の存在感
「母」呼称を中心に
第七章 『源氏物語』第二部の服飾
衣装の色および「あざやか」の意味するもの
第八章 平安文学における食表現
『源氏物語』と『宇津保物語』を中心に

Ⅱ───『源氏物語』の人生儀礼
第一章 『源氏物語』の生誕儀礼
産養を中心に
第二章 物語史における元服と裳着
『源氏物語』と『狭衣物語』を中心に
第三章 『源氏物語』の算賀
光源氏四十賀と朱雀院五十賀の相違を中心に

Ⅲ───『源氏物語』を読み解く
第一章 「よしや。命だに」の解釈
光源氏と葵の上、そして紫の上との関係
第二章 光源氏と花散里の対面場面
第三章 息子の死を悲しむ父
柏木と致仕の大臣
第四章 紫の上の臨終場面
第五章 花心におはする宮
第六章 『蜻蛉日記』の夢


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