源氏物語の皇統と論理

序章 皇統の歴史と物語の論理 
Ⅰ 桐壺帝御代の特質
1 女御・更衣と賜姓源氏─桐壺巻の歴史意識
2 后腹内親王藤壺の入内─皇統の血の尊貴性と「妃の宮」
3 桐壺皇統の始まり─后腹内親王の入内と降嫁
4 光源氏の元服─「十二歳」元服を基点とした物語の視界
Ⅱ 桐壺帝御代から朱雀帝御代へ
1 藤壺立后から冷泉立太子への理路
2 宮廷詩宴としての花宴─花宴巻「桜の宴」攷
3 踏歌後宴の弓の結─花宴巻「藤の宴」攷
Ⅲ 朱雀帝御代の特質
1 朱雀帝御代の始まり─葵巻前の空白の時間と五壇の御修法
2 朱雀帝御代の斎宮・斎院
3 桐壺院追善の法華八講 
4 朱雀帝御代の天変─仁王会・雷・物の怪から
Ⅳ 冷泉帝御代の特質
1 少女巻の朱雀院行幸 
2 国冬本少女巻朱雀院行幸の独自異文
3 結集と予祝の男踏歌─聖武朝から『源氏物語』への視界
Ⅴ 源氏物語と史書
1 紫式部と『日本紀』─呼び起こされる歴史意識


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