文学の権能

序章 漱石・賢治・安吾の系譜
第1章 夏目漱石と同時代言説
 1『平凡』をめぐる冒険 『門』論
 2〈浪漫趣味〉の地平 『彼岸過迄』論
 3『こゝろ』における抑圧の構造
 4漱石と「大逆」事件論争の行方
第2章 病と死の修辞学
 1〈痔〉の記号学 夏目漱石『明暗』論
 2夢の修辞学 宮沢賢治「ガドルフの百合」論
 3〈クラムボン〉再考 宮沢賢治「やまなし」論
 4ばらまかれた身体 モダニズム文学と身体表象
第3章 詩と散文のあいだ
 1南方オリエンタリズムへの抵抗
 2ファシズムと文学Ⅰ 坂口安吾「真珠」の両義性
 3ファシズムと文学Ⅱ 「十二月八日」作品群をめぐって
 4「雨ニモマケズ」のパロディ 坂口安吾「肝臓先生」の戦略
 5六〇年代詩の帰趨 天沢退二郎論
終章 文学のフラット化に向けて


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