第4号
特集◎『硝子戸の中』
◎開かれる言葉
『硝子戸の中』の一面 玉井敬之
『硝子戸の中』、その可能性 柴市郎
「硝子戸の中」の「漱石」 村瀬士朗
〈硝子戸〉の中からの返書 島村輝
◎記号としての家庭
『道草』論─血の隠喩 関谷由美子
『道草』再考 松下浩幸
◎差異化する言葉
三人称回想小説としての『道草』 金子明雄
愛と差異に生きるわたし 立川健二
▼『硝子戸の中』『道草』論ベスト30 工藤京子
▼座談会/漱石と退化論 石原千秋+小倉脩三+小森陽一+富山太佳夫
▼〈自由な死〉をめぐって 松沢和宏
▼漱石秀句愚評 林 望
▼文献目録 ’88・7〜’90・6
▼倫敦消息 恒松郁生
▼書評 佐藤泉