三島由紀夫 物語る力とジェンダー
没後40年、三島の遺作『豊饒の海』を、〈ジェンダー〉と〈語り〉によって解析!
Ⅰ物語構造とジェンダー
1物語る力とジャンダー
2浄と不浄のおりなす世界
3人間関係図/時系列データ表
Ⅱ男性ー認識と行為の物語
1「客観性の病気」のゆくえ
2転生する「妄想の子供たち」
Ⅲ女性ー〈副次的人物〉は何を語るか
1綾倉聡子とは何ものか
2烈婦/悪女と男性結社
3「沈黙」の六十年
Ⅳ典拠と物語のジェンダー性
1『竹取物語』典拠説の検討
Ⅴ生成過程ー創作ノート・直筆原稿から見えるもの
1『天人五衰』の生成研究
2透と絹江、もう一つの物語
3 『天人五衰』の結